
7月8日、盛岡市で開催された新住協東北地区大会 2026 盛岡大会に参加してきました。
新住協は、高断熱・高気密住宅の技術を学び、より良い住まいづくりを目指す団体です。
今回の大会では、東北各地の工務店や設計者が集まり、これからの住宅性能について学びを深めました。
今回、特に印象に残ったのは、
「高断熱・高気密工法は大きく変わった」
というテーマです。

これまでの家づくりでは、断熱性能を高めること、気密性を高めることが大切にされてきました。
もちろん、それは今でも重要です。
しかし現在は、建築費や資材価格の上昇もあり、ただ性能を上げれば良いという時代ではなくなってきています。
大切なのは、
必要な性能を確保しながら、無理のない形で、暮らしやすい家をつくること。
そのためには、断熱材の入れ方、基礎まわりの考え方、熱の逃げ方など、見えない部分の技術を改めて確認していく必要があります。
今回の講演では、基礎断熱(床下や基礎部分から熱が逃げにくくする考え方)や、熱損失(家の中の熱が外へ逃げること)の計算方法についても説明がありました。
少し専門的な内容ではありますが、簡単に言えば、
冬に暖房した熱を、できるだけ外へ逃がさない。 夏は外の暑さを、できるだけ室内へ入れない。
そのための技術です。
断熱や気密は、完成した家を見ても分かりにくい部分です。
壁の中、床下、天井の上。
普段は目に見えないところに、住み心地を左右する大切な要素があります。
秋田のように冬の寒さが厳しい地域では、こうした基本性能の差が、日々の暮らしに大きく関わってきます。
寒い日に家の中で過ごしやすいこと。
部屋ごとの温度差が少ないこと。
冷暖房に頼りすぎず、無理なく快適に暮らせること。
これは、完成直後だけでなく、10年、20年と住み続ける中で大きな差になります。
今回の大会に参加し、家づくりの技術は日々更新されているのだと改めて感じました。
すずきよの家でも、これまで大切にしてきた地域に合った家づくりを基本にしながら、新しい知識や技術を取り入れ、お客様にとって本当に暮らしやすい住まいを提案していきたいと思います。
家は、一度建てると長く付き合っていくものです。
だからこそ、見た目や間取りだけではなく、見えない部分の性能にもきちんと向き合うこと。
そして、つくり手である私たち自身が学び続けること。
その大切さを再確認した一日でした。

