視察・研修

YKKap研修 APW430体感

サッシや内部建具の情報収集のため、仙台市のYKKapに行ってきました。

ファスナーでお馴染みのYKKapですが、現在樹脂サッシの国内シェア第一位を誇るサッシメーカーでもあります。

またその他にも、外構に用いるエクステリア部材や内装建材も扱う建築部材の総合メーカーです。

今回はそんなYKKapのショールームP-STAGE内にある、プロユーザー用の施設にて研修をして参りました。

メーカーの重要な機密事項も含むため残念ながら写真はありませんが、館内にはまったく同じ間取り、外部環境を模して作られた次世代省エネ基準レベルとZEHレベルの2つの部屋があり、それぞれの温熱環境を実際に体感することが出来ました。

YEGap公式サイトより転載

どちらも外気温0℃の環境下、1つにはトリプルガラス樹脂サッシを、もう1つにはアルミ樹脂複合サッシがつけられ、壁付けエアコンにより室温を20℃に設定し暖房がされています。

部屋に入ると違いは歴然。

次世代省エネ基準レベルでは、窓面が冷やされコールドドラフトが発生し、冷気が床面を這い足元と天井付近で大きな温度差が生じていました。

また窓面からも冷輻射を感じ、頻繁に運転するエアコンからは強い温風による気流を受けなお一層不快感を感じる温熱環境でした。

一方でトリプルガラス樹脂サッシを取り付けた室は、窓枠下側の温度差は多少生じてはいるものの室内の温度分布にはほぼ影響は出ず、エアコンも運転休止状態。

安定した温熱環境となっていました。

設置されたサーモカメラ、温度分布図、消費エネルギーグラフでも環境の違いは歴然。

結果光熱費にも大きな差がひらいていることが確認出来ました。

その他にもYKKらしい、細いアルミ枠をもちいた内装建具等など、今後の標準仕様ともなり得る製品を知る、非常に有意義な研修視察となりました。

しっかり見聞きし、多くの情報交換をした結果研修は予定より1時間延長。

YKKさんには大変お世話になりました。

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