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2017.03.24
ZEH牛島 ウッドロングエコ塗装
ZEH牛島西の外壁には、メインとなる吹付塗装仕上げと、平屋部分には秋田杉の下見板貼りを採用しています。
今日は作業場で、外壁材となる秋田杉への塗装が行われています。
塗料は、着色ではなく酸化鉄・樹皮・ハーブなどから作られた防護保持剤の『ウッドロングエコ』を採用しています。
能代の方は第四小学校の外壁などでご覧になったことがあるかと思います。
昨年竣工のZEH東能代でも採用しています。
※上記の写真はZEH東能代です。
ウッドロングエコは、腐朽菌の発生を抑えて木の腐れを予防し、また経年変化の様な優しい風合いに仕上げることが出来ます。
当社では、木が収縮した際にも非塗装部分が無いよう、貼り付け前に板の状態で塗装を行います。
ウッドロングエコ薬剤のプールを作り、その中に杉板をドブ付けし、十分に染み込ませています。
ドブ付け後、数分で色味が変わり、1ヶ月ほどかけて徐々に色むらが消え均一に美しく仕上がります。
本物の素材で造る住まいは、年々増す経年美をも楽しむことが出来ます。 -
2017.03.22
建築物省エネルギー表示制度 BELS
春に能代市内で着工するZEHゼロエネルギーハウス物件の、BELSエネルギー審査が終わり評価書が交付されました。
建築物省エネルギー表示制度BELSは、建築物の断熱性能や、設備に応じ、消費するエネルギーの計算を第三者機関が評価し、★の数や削減率でわかりやすく省エネルギー性能を表示する制度です。
★の数は、その地域、その面積で基準となるエネルギー消費量から、実際に審査を行った建築物のエネルギー消費の削減率に応じて評価をされます。
基準となる消費量から2割削減できると、最高等級である★★★★★となりますが、本物件では7割減のBEI0.3と、基準値よりも遥かに高い省エネルギー性能となっています。
こちらの物件は、ゼロエネルギーハウスのため、創エネシステムである太陽光発電も搭載しています。
しかし、当社のゼロエネルギーハウスは、エネルギーを造ることよりも、まずはエネルギーを使わないことに重点をおいています。
無駄に大きな太陽光発電で、快適性を無視し、無理やり数字だけで作り上げるゼロエネルギーハウスではなく、まずは断熱や気密など、しっかりとした基本性能を高めます。
そのうえで、必要な量の創エネシステムを搭載することで、快適性の高いZEHゼロエネルギーハウスを実現しています。
その数値は評価書のなかの『特記事項』に記されています。
太陽光発電が無い場合、ある場合のエネルギー削減率が表記されています。
太陽光発電を設置することで100%の削減となっていますが、その前の太陽光が無い場合でも、実に59%ものエネルギーの削減がなされています。
この削減に重要な数値が上の段の『外皮性能』に記されています。
UA値=0.25
これは、建物の断熱性能を表す数値です。
数値が大きいほど熱がよく通る、つまり断熱性能が低いことを表します。
能代市のある4地域はUA基準値が0.75以下となっています。
北海道基準と比較をしても、UA値0.25の断熱性能がわかっていただけると思います。
もちろん断熱性能が住まい造りの全てではありませんが、より快適で、より省エネルギーな住まいの実現のためには、大切なことと考えています。 -
2017.03.20
春分の日 太陽高度 パッシブ設計
春ですねー。
ここ2週間くらいは室内の日射熱取得が増えたため、朝から夕方までは暖房は完全に停止しています。
春分の日ですので約50°の角度で太陽光が入り込んでいます。
これから徐々に太陽高度が高くなることで、自宅外部に設けられたウッドバルコニーが庇となり、夏には不要な日射を室内には取り込まない設計となっています。
冬は太陽高度が低いため、部屋の奥まで日射を取り込み、夏には防ぎます。
さて、今日は今月末に締め切りとなる、ゼロエネ補助申請に追われています。
自宅で子供達は庭で自転車遊びをしたかと思ったら今度は3人で折り紙を。
珍しく静かに遊んでいます。女子力向上中。